寸借詐欺とは
少額を借りる「寸借詐欺」は人の善意につけ込み、少額のお金を借りて返さない詐欺。
寸借は「少しの間借りる」「わずかな金を借りる」などの意味となります。ボランティアのふりをして行う募金詐欺なども寸借詐欺の一種と考えられます。
寸借詐欺の手口
「財布を失くしてしまったのですみませんがお金を貸してくれませんか?」などと困っているふりをしてお金を借りる、すぐ返すからと言って返さないなど、比較的少額のお金であることと相手の善意につけ込むところがポイントです。
少額の場合、普通はわざわざ借用書を書いたりしませんし、騙された方も少額なので諦めてしまいます。
寸借詐欺の事例
以前「元首相の姉が入院した、知り合いなので費用を払わなければならない」と20万円を知人に借り、そのまま行方をくらました男がいました。
実際には元首相には姉がおらず、その話自体が嘘だったため男は詐欺罪で逮捕されました。
20万円が少額かは微妙ですが、ちょっと借りるというところや善意につけこんだところなどは寸借詐欺の事例にあたるのではないでしょうか。
寸借詐欺の対策
ちょっと悲しいことですが、他人、特に見知らぬ人には頼まれてもお金を貸さないことが最も確実な防御法です。
ちなみに東日本大震災の時は多くの募金詐欺が発生し、一部芸能人も疑惑を持たれたりしました。多くの人が不幸な思いをしている中、人の善意につけ込む詐欺は本当に許せませんね。